ローコストハウス秀光ビルド着工27日目、配管逃げ工事

2019年10月10日基礎工事, 建築

2日前基礎コンクリート打設完了。
昨日は土間コンクリート打設。
そして本日は配管逃げ工事です。
家を建てるまではまだか、まだかと思っていましたが、いざ建ち始めると本当に早い。
ブログ更新が追い付きません(笑)

配管逃げ工事(排水)

配管逃げ工事とは配管が逃げ出すわけではありません(お約束)。
基礎ができたので、この後は棟上げが行われます。
棟上げ後に床下の給排水設備の工事をするのは非効率(床材があるので、床下に潜り込まないと工事できない)なので、出来る範囲で先に給排水設備工事を行っておくことを配管逃げ工事と言います。
また、家回りの配管も先にしておかないと仮設足場も組めないですし。
カメラ位置が悪くてはっきり写っていないので申し訳ないのですが、まずは配管を埋める場所を掘り下げていきます。 

排水管や給水管を配置し、

 埋めます。

家の内部には事前にスリーブ管やボイド管で開けておいた穴に配管を通します。
コンクリート打設直後のボイド管です。

埋め込んだボイド管を外し、配管を通しています。

スリーブ管(手前:洗濯用、奥:キッチン用)

ちなみに秀光ビルドではスリーブ管はオプションです。
スリーブ管を採用しない場合は、給排水管が直接、基礎コンクリートに埋め込まれる形になります。
一度、基礎コンクリートに埋め込まれてしまうと、何かトラブルがあった時に交換などできません。
やむを得ず交換する場合は基礎に大きな穴を開けたり、壁に大きな穴が開くことになります。
家の保守等を長期にわたり考えたい場合は採用する事をお勧めします。
長期使用で詰まりなども考えられるほか、地震による配管の割れなどの場合も有効なオプションです。
なお、オプション費用は67,000円でした。
右:トイレ(手洗いと便座用)と左:風呂場

配管は水が流れやすい様に勾配が付きます。
勾配はあればあるほど良さそうに思いますが、トイレの配管の勾配に関しては、勾配が急すぎると水だけが先に流れ、汚物やトイレットぺーパーがその場に残されつまりの原因になる為、1/100(100㎝すすむ毎に、1㎝下がる)の勾配にする必要があります。※管の径などでも変わる。
逆に生活排水の配管の勾配は基本的には固形物などが一緒に流れないため、勾配がきつい方が流れが良くなります。一般的には2/100の勾配にすることが多いそう。

スポンサーリンク

配管逃げ工事(給水)

排水配管の工事が終わると入れ替わりに給水の配管の職人が来ます。

写真の真ん中らへんに白いタイヤの様なドーナツの様なものが見えますが、丸められた給水管です。
青色が水、ピンク色がお湯(給湯器からの水)の配管です。

昨今、給水管はヘッダー工法と呼ばれるメンテナンスがしやすい方法を採用しているメーカーが増えてきています。

が、秀光ビルドでは一昔前の方式と呼ばれるメンテナンスがしにくい先分岐工法を標準採用としています。

ヘッダー工法は水道管が分岐 ー 接続する部分は点検工直下しかありませんが、先分岐工法では水回りの設備の近くで分岐されます。
接続箇所が減り、かつ、一カ所に限定されるヘッダー方式にくらべ、先分岐工法では、水漏れが行った時にメンテナンス性が悪くなります。

ちなみに念のため、見積もりを取りましたがヘッダー工法にするとオプション費用は58,000円でした。
ココに関しては秀光ビルドのローコストハウス感が出ている気がしますが、日常生活には何ら影響がない範囲なので特に問題無いと言えば問題ありませんが・・・ 
ちなみにシンスケ宅は、設計上、水回りの設備を出来る限り近い場所に集めていますので、床下点検口付近にすべての給水設備があります。
よってヘッダー方式にしていませんがメンテナンス性はそこまで悪くないはずです。

ヘッダー方式を採用しませんでしたが、水回りが近いので一部ヘッダー方式になっています。ラッキーです(笑)

なお、この記事の写真の一部にはBrinno TLC200Pro タイムラプスカメラ(定点観測用カメラ)を使用しています。
Brinno TLC200Pro タイムラプスカメラ(定点観測用カメラ)はこちらから購入することが出来ます。

Posted by sinsuke86