DENONAVアンプ“AVR-X4300H”とDALIトールボーイスピーカー“ZENSOR”の組み合わせのレビューをします!!
前回、ローボード作成の記事で少し写真に写っていたのですがDENON AVアンプ AVR-X4300Hを購入しましたのでレビューをしたいとおもいます。
なぜDENONのAVR-X4300Hを選んだか
まずは、数あるAVアンプからAVR-X4300Hを選択した理由を説明します。
今回、新築するに当たり、ホームシアターシステムを7.1chにバージョンアップしようと思いました。
そこで最近のホームシアターシステムを調査していたところ、Dolby Atmosなる物や、DTX:Xなる物へとサラウンドは進化している事を知り、どうせならAtmos分のスピーカー4chを天井植込みして最大11.1chを目指すことにしました。
9.1chに関しては対応BDソフトが少ないことや、スピーカーが増えることによる見た目の圧迫感、加えて現状の新築ではいい感じのスピーカー配置が難しそうなので7.1chとして、7.1ch+ハイトスピーカー4chの11.1chとします。
↑現在のホームシアターシステムの設置予定図です。
気になる価格は?
さて、ここで7.1ch対応のAVアンプは結構手頃な値段であるのですが、9.1chを超えてくると値段が急激に上がり、11.1chとなると対応機種が減る上、値段も10万を軽く超えてきます。正直、今まではオールインワンパッケージのホームシアターシステムを使ってた身としてはこの値段にビビり、まずは価格の安い
- ONKYO TX-NR3030
- DENON AVR-X6300H
- パイオニア SC-LX901
の三機種あたりで考え始めました。
しかし、価格が安いとは言っても軽く20万円近くします。まずは値段を落とすため、11chのパワーアンプ搭載型を諦めて9chのパワーアンプと2chのプロセッシングで11chにすることとしました。
AVアンプに詳しくない方に説明をすると、11chパワーアンプ型は、スピーカーが11個あれば、11箇所から音を出せます。
9chパワーアンプ+2chプロセッシング型は、スピーカーが11個あっても、音が出せるスピーカーは9個です。
しかし、別途2chのパワーアンプを購入する事で、合計11箇所から音が出せるようになります。
パワーアンプは単に音を増幅するだけのアンプで、それ以外の機能は基本的にありません。
パワーアンプは多数のメーカーから出されている上、値段も幅広い価格帯で販売されています。
とりえずは9chで始めて、落ち着いたあと2ch増設する方向でAVアンプを選択しました。
9chのAVアンプは次の4機種あたりが選択肢に上がってきます。
- パイオニア VSX-LX503
- パイオニア VSX-LX304(NEWモデル)
- ONKYO TX-RZ830
- DENON AVR-X4400H
個人的にはどのメーカーが良いというような好みは有りませんが、パイオニアとオンキョーの取扱説明書を確認すると、7.1.4 チャンネルシステムにする際に、サラウンドバックのスピーカーがプロセッシング接続になるのに対し、7.1.2 チャンネルシステムの場合は、サラウンドバックのスピーカーはパワーアンプの接続になります。
よくわからない説明と思いますが、要は9chから11chにする際に、AVアンプの設定変更ではなく、オーディオコードの接続をし直さないといけないということです。
9chと11chを切り替える時に、天井取り付け予定のスピーカーにいちいちオーディオコードのし直しをするのはとても面倒!!
よってのDENON AVR-X4400Hを第一選択とすることとしました。(写真の下側)
次に、新品のAVR-X4400Hを購入するとなるとおおよそ10万円、2つ型落ちのAVR-4300Hはヤフオク最安落札価格がおおよそ6.5万円。
AVアンプの中古は少し怖かったのですが、仮にヤフオクで粗悪品を掴んでしまっても、もう一台購入しても差額は3万円です。そう考えると別に中古でも良いか。と思い、AVR-4300Hの中古に焦点を合わせました。
ちなみに、さらに型落ちのAVR-X4200WはAtmos対応していないので購入リストからは外しました。
実際はアバックで6ヶ月保証付きの物を7万程度で購入できましたので大変満足です。
いざ、スピーカーを設置する!!
前回購入した
- DALI ZENSOR7
- DALI ZENSOR VOKAL
- DALI SUB E9F
に加えて、パイオニア 5.1ch サラウンドシステムSX-SW313のスピーカーをフロントハイトとバックハイトに設置、DENON 5.1chサラウンドシステムDHT-M380のサラウンドスピーカーをサラウンドスピーカーとして流用します。
AVアンプ変えるとどれくらい音が変わる?
以前使ってたAVアンプはDENON 5.1chサラウンドシステムDHT-M380の付属アンプです。
その際のレビューは別記事を参照して下さい。
で、早速レビューですが。
正直、「今までこんな5.1chサラウンドでよく喜んでいたな。」と言うのが第一声です。そして、「BDソフトにここまでサラウンドが収録されていたのか。」と言うのが感想です。
具体的には何が違うのか
DHT-M380の付属アンプはサラウンドスピーカーから出ている音が、「とりえず後ろで鳴っている」と言う感じです。
しかし、AVR-X4300Hで接続したサラウンドスピーカーでは音の流れが前から後ろ、右から左へとつながるのが感じられます。
正直、フロントスピーカーよりもサラウンドスピーカーのほうが存在感があります。
そして、フロントスピーカーはBGMが流れているだけようなイメージで、センタースピーカーよりセリフなどはばっちり聞こえます。
以前の記事に記載の通り、サブウーファーは体の中心に響く低音で、すごい迫力だと思っていましたが、今はただ単にうるさかっただけと思います。
今は、本当に低音が体を包み込む様に心地よく響きます。
以前の記事ではサブウーファーは必要と記載しましたが、AVアンプをAVR-X4300Hに新調した今となっては、なくても別にアリかな?と思える程度には低音が包み込むような響き方をしてくれます。
まとめ
AVアンプをAVR-X4300Hのクラスまで持っていくと・・・
- スピーカー毎の音がつながる
- サラウンドの存在感がすごい
- ウーファが包み込む様な音を奏でる
今回レビューさせていただいたのは発売時期が2時期ほど前の機種、「AVR-X4300H」になりますが、その後継機種である、「AVR-X4400H」「AVR-X4500H」も発売されています。
AVRシリーズを購入される方に、一つのご参考になれば幸いです。
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