DIY 門扉を自分で施工する YKKAP ルシアス門扉BW03型

2020年6月3日DIY, 外構工事

先日外構工事が完了しました。😀家正面に面している道はバスが通る程度には交通量が多く、そこから家の内部が丸見えなのもプライバシー的に問題があるので高さ2m程の目隠し壁を作りました。
家正面からの目隠しには十分効果を発揮するのですが、家斜めからは家と目隠し壁との隙間から家の内部が見えてしまうことが判明しました。
昼間はガラス表面の光の反射でそこまで内部が見えることもないのですが、夜間はしっかり内部が見えてしまいます。
個人的にはカーテンなどを閉めるのは嫌いなので、この隙間に門扉を取り付けることで目隠しできないかと考えました。
そこで今回は門扉取り付けDIYの様子を記事にしたいと思います。

今回取り付ける門扉

今回取り付ける予定の門扉は
YKKAP ルシアス門扉BW03型 たて板張り(鋲なし) 10-16 片開き UME-BW03 木調カラーです。

この商品を選択した理由は以下の通り。
1.玄関ドアが木目調なので合わせたデザインが良かった。
2.価格が比較的安い。
3.玄関ポーチに押し売りセールスマンなど来た時に家内部をのぞけないようにそれなりの高さがある門扉が良かった。

通常であれば門扉の施工といっても支柱を地面に植える(正確にはコンクリートで固める)だけですのでそこまで難しい工事でもなく、比較的簡単なDIYになるのですが、今回は少し事情が異なります。😅

というのも目隠し壁の裏側には高さ40~50㎝程のウッドデッキを設置予定。
加えて玄関ポーチも同じく高さ40~50㎝。
そして門柱設置予定の玄関ポーチとウッドデッキの間は隙間が50㎝程。
ここにGL(0㎝)の高さで門扉を設置してしまうと玄関ポーチとウッドデッキに挟まれて門扉が開閉できない事態に・・・
つまり高さ50㎝分、高さをかさまして施工する必要があるのですが、施工手引書を確認すると支柱はの350×350㎜のコンクリート基礎に埋め込む必要があるとか・・・https://www.ykkap.co.jp/bizdata/webmanual/より

これはそこそこ大変な工事になりそうです・・・
業者であれば型枠を作成しコンクリートを流し込み、支柱ごと固めてしまうのかもしれませんが、これだけの量のコンクリートを溜める型枠となると、それなりに強度がないとつぶれてしまうと思います。
強度を考えて頑丈に作るのめんどくさい・・・😅
そこで、コンクリートブロックで先に枠を作成し、中心部にのみコンクリートを流す方法でいきます。
コンクリートブロックは長編が400㎜なのでサイズ的にもちょうどです。😀

コンクリートブロック型枠を作る

まずコンクリートブロックを配置する部分を掘って転圧して捨てコンを流します。捨てコンが固まったらコンクリートブロックを配置し正方形になるようにモルタルで固定。門扉のサイズがそれなりに大きく、門柱にかなりの負荷がかかることが予想されるのでコンクリート基礎内部にはしっかり鉄筋を配置しておきます。
鉄筋をブロックにまたがって組み込めるようにブロックの端の部分を削って、鉄筋を配置できるようにします。
グラインダーで切り込みを入れて、金づちでたたくだけで簡単に切り込みが出来ます。

写真の横に落ちている四角の形に曲げた鉄筋をブロックの溝内に配置し、モルタルで埋め込みます。

門柱設置

門柱仮固定

左右高さを合わせ、水平を合わせ、左右の距離を合わせ仮固定(ブロックで固定しただけ)。
難しそうに思いますがレーザー水平器があれば高さを合わせるのも水平を合わせるのも簡単です。

うっすらと緑色のレーザーのラインが写っているが見えます。

この状態で隙間にコンクリートを流し込んでいきます。
今回砕石が余っていたのでコンクリート(セメント+砂+砕石+水)にしましたが、モルタル(セメント+砂+水)のほうが細かい隙間まで流れ込むのでモルタルのほうがいいかもしれません。

モルタルを流し込んだ後再度左右高さ、水平、左右の距離が間違いがないかを再度確認します。
この段階では微調整可能ですが、モルタルが固まってしまうとずれの調整できませんのでしっかり確認しておきます。2~3日もすればモルタルは十分固まります。

左官モルタル

現在の表面はブロックそのものなのでモルタルを表面に左官することで見た目良くします。
一般的なモルタルは砂とセメントと水が混ざっているものですので非常に重いです。
その為、垂直の壁などに塗るとモルタルが自重に耐えることができず垂れてしまいます
そこで、軽量モルタルと呼ばれる竜骨に砂の代わりにパーライトなどの軽石を混ぜ込んだ左官専用のモルタルを使用します。
自分で材料を買って配合する事も可能ですが、左官用モルタルは使用量が比較的少ないことが多いと思いますので水を混ぜるだけのインスタントタイプのほうが圧倒的に楽だと思います。

モルタルを塗る前日にブロックの隅に埋め込み用のコーナー定木をボンドなどで取り付けておけばコーナー部分がきれいに角が立ちますので簡単に表面仕上げを行うことが可能です。

表面の化粧モルタル施工後です。
写真を撮ったのはウッドデッキ施工後なのでウッドデッキが写っています💦

門扉取り付け

門扉を取り付けていきます。
ねじ回し1本あれば簡単に金具の取り付けが可能。 門柱の水平のずれは別として、左右の距離は多少ずれていてもこの時点でも微調整できますので問題ありません。取付完了しました。門柱の高さと目隠し壁の高さが10㎝程度あっていませんが、目隠し壁の上には将来笠木を取り付ける予定にしていますのでその時にはある程度高さが合うはずです。

完成!!

Posted by sinsuke86