ローコストハウスメーカーが安い8つの理由。安さのひみつを秀光ビルドの営業マンに聞いてみた
住宅公園に展示されている住宅メーカーは大体割高といいますか、坪単価が高い住宅メーカーになります。
でもその中でも、比較的低価格なハウスメーカーの話を詳しく聞く事にしました。
初見でローコストハウスメーカーと聞くと安物の家で不安とか、地震に耐えれないとか、そういった事を感じてしまうのはシンスケだけでしょうか?
実際ローコストハウスメーカー(特に秀光ビルド)の話を聞くうちに、そのあたりは勘違いも多いという事が分かってきました。
ではなぜローコストハウスメーカーが低価格で家を建てれるのかをシンスケなりにまとめてみました。
※あくまで2016年末の情報です。また、ハウスメーカーによって多少違いがありますので特定のローコストハウスメーカーの事を記載しているのではありません。
前回までの流れ
2016年末第3子の妊娠を機に引っ越しを決意。既に住んでいる戸建てよりも大きい家でないと引っ越す意味が無い上に、田舎ということもあり駐車スペースも重要。
でもお金が無いので、住宅公園の展示住宅メーカーでも比較的低価格のメーカに焦点を当て始めた。
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なぜローコストハウスメーカーは安く家を建てれるのか
1.CMをしない
2.住宅公園などにあまり展示しない
ローコストハウスメーカーは大手住宅メーカーに比べCMを放映しなかったり、住宅公園にあまり出展せず、それらのコマーシャル費用をカットしています。
大手住宅メーカーは住宅展示公園に出展しそこを中心に営業していますが、ローコストハウスメーカーは別の場所に土地を買ってそこに2棟くらいのモデルハウスを建て、その横に営業所を置いているスタイルが多いです。
これらのコマーシャル費用が無い分、家の坪単価が安くなっています。
モデルハウスの建築費用は一棟1億くらいが目安とも言われ、ハウスメーカーが建てる家を地元の工務店が建てると3割くらい安くで建てれるようなので、結構コマーシャル費用が多いのがわかります。
なお、2013年にタマホームは上場会社となり、少し値上がりしたそうです。
それ以降CMにも力を入れキ●タクを採用するなどお金をかけています。
大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの間に位置する感じになりました。
3.営業の業務が多そう
大手はファイナンシャルプランナー、カラーコーディネーター、インテリアコーディネーターなどそれぞれの専門の方が在職し、1顧客に対して多数の専門家と相談しながら色々決定していきますが、ローコストハウスメーカーは大体営業担当さんがそれらをすべて担当します。
その分人件費を削り、坪単価が安くなっています。
言い方を変えると、営業担当にそれらのセンスが無かったり、客側がそれらの提案ができない場合は悪い(センスのない)家になってしまう可能性があります。
なお、設計などはちゃんと専門の設計士がやっています。
大手ハウスメーカーは設計士とお客が話し合う場を持つ事もできるみたいですが、ローコストハウスメーカーではそこまではあまり出来ない事も多いみたいです。
つまり、お客がいかに営業担当に自分の設計思想を伝えれるか、くわえてその設計思想が営業担当から設計士に伝わるかがポイントです。
4.あまりプレゼントなどくれない
大手ハウスメーカーはモデルハウスの見学の際、手土産を必ずといっていいほどくれますが、ローコストハウスメーカーはほぼパンフのみです。
5.値引きをあまりしない
メーカーにもよりますがあまり値引きが無いみたいです。秀光ビルドに関しては値引きは難しいと噂を聞いています。
ただし、時期によってはプレゼントキャンペーンなどでエアコン数台とかもらえたりすることもあるみたいなので、それらの時期をねらうのも一つですね。
6.オプション選択幅が狭い
大手ハウスメーカーは例えば6社のキッチンから好きなメーカーのグレードはA~Dまで好きなのを選んでください。
という感じの所、ローコストハウスメーカーは3社のキッチンからグレードA~Cまでの中で好きなのを選んでくださいという感じが多いです。
ただし、この3社はマイナーなメーカーというわけではなく、水回りに関してはリクシル、パナソニック、TOTO、タカラスタンダードといった様な大手から選択できます。
建材(フローリング等)もリクシル、大建などから選択できます。
またグレードといっても全然満足いくグレードです。
室内ドアでは小窓付きなどの少し細工が入ったものが選べないという感じです。
また、耐震等級3が標準でなかったりもします。
オプション(50万くらい)で耐震等級3にできます。
7.大量生産大量受注
6.の通り、同じメーカーから同じ製品を大量に買う事を前提に値引き交渉しているみたいです。
よって、例えば基本料金に含まれる定価10万の洗面台を、自分で見つけ、気に入った定価12万の洗面台に変えようと思い、「差額は2万くらいか。」と思ったら差額が5万です。といわれるようなこともあります。
大量に買うから値引き交渉して定価10万の洗面台を5万(値引き率50%)で仕入れている。
↓
定価12万の洗面台は普段あまり購入せず、値引き交渉できないので値引き率が悪い。
↓
仕入れ値が10万円。
↓
差額の5万円請求される。
みたいな。
そのハウスメーカー内で選択できる建材などで満足できるのであれば安くなります。
8.職人さんの当たりはずれがある※少し重要
大手ハウスメーカーはお抱えの職人さんがいる事が多いみたいなので、ある程度一定の建築レベルを維持できるみたいです。
一方ローコストハウスメーカーはその時期や場所によって来る職人さんが異なるので、その時期や場所によって来る職人さんが上手な人ならラッキー、下手な人なら残念という結果になります。
もちろん下手といっても建築に必要な技術は持ち合わせています。
又、現場監督さんが複数掛け持ちの場合も多いみたいで、そのあたりが大手とローコストハウスメーカーはの違いでしょうか。
建築予定地が現在住んでいる家の近くで、定期的に様子を見に行ける場合ならばこの問題はある程度改善できると思います。
(建築途中の様子を見て何か不満な点があればその場で言えるような状況。施主が現場を監督する)
まとめ
- ローコストハウスメーカーが安い理由は、企業努力による徹底的なコストカット
- 同じ建材メーカーの同じ製品を大量発注することで建材を安く仕入れている(建材の選択肢が狭い)
- ローコストハウスメーカーはほとんどの業務を担当営業が行うので、お客にもそれなりの知識が無いと最低限の家しかできない。かも。
※最低限といっても十分良い家は出来るはずです。 - 逆にお客がアイデアを持っていたり、知識や提案力などあれば安くで良い家が出来る。
- 無料オプションの選択幅が小さいだけで、お金を出せば大手ハウスメーカーと同じオプションも選択できる。
- 有料オプションだらけになると逆に初めからそれらが含まれる大手ハウスメーカーの方が安くつくかもしれない。
- いい大工さんにあたるかは運要素もある。
自分で色々するならローコストハウスメーカー
営業に全部やってもらいたいなら大手ハウスメーカー
といったとことでしょうか。
いずれにしても複数のハウスメーカーを見て自分で良し悪しを判断することが重要と思います。
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